サンロード青森

~ねぶた出陣40周年!今年も魅せますサンロード~

 〔今年の見どころ〕

  サンロード青森は今年で40回目の参加となる。節目の年であるため、出陣40周年にふさわしく、集大成となる運行をするのが今年の目標として挙げられている。これからも地元に密着したショッピングセンターとしてあり続けたいという想いは変わらない。それを体現するテーマとして、今年のねぶたは甲斐の虎・越後の龍「川中島の決戦」とした。軍の武田信玄と一騎の上杉謙信の戦いを力強く表現し、地元への想いを伝えている。前ねぶたは昨年同様、富士通のアメフトチームであるフロンティアーズのキャラクターや、ウコンの力のボトル、リポビタンD、宝焼酎である。送りは虎と龍。

 

 〔運行団体の歴史〕

 サンロード青森は、地元の人々にサンロード青森の開店を知ってもらおうという目的で開店直前に出陣することを決め開店準備に追われるなか、ショッピングセンターの呼称の周知を兼ね、ねぶた祭りに参加することが良いのではと地元の出店者からの話もあり制作が進められ、2回の不参加があったものの今年で40回目の出陣となる。

 

〔運行について〕

  曳き手は現在、高校生のアルバイトが主となっており、跳人は約350人が参加している。サンロード青森は特に親子連れの参加が多く、極力花笠を被ることをお願いしている。浴衣はサンロード専用のものもあり、その他に主たるスポンサーの富士通・郵便局各々の専用の浴衣などを着ている。囃子は「サンロード青森ねぶた囃子会」。以前は「青森正調ねぶた囃子保存会」にほとんどの団体が依頼していたが、自分たちで囃子をやろうと平成3年に結成している。サンロード青森の運行は、出店者の店長からなる店長会を中心にテナント及び主協賛先の方々に参加してもらうなどして人数を調節している。

 

 〔制作について〕

  初年度は、出陣を決めたのが祭り間近かであった為、千葉作龍氏から山内岩蔵氏を紹介頂き、その後石谷進氏、そして再び千葉作龍氏が制作をすることとなった。山内岩蔵氏は1977年の1年間、石谷進氏は1978年から4年間、千葉作龍氏は1982年から現在まで制作をしている。千葉作龍氏は2012年に第五代ねぶた名人に襲名。その後2016年、大型ねぶたを制作して50年目を迎えた。毎年のねぶたのテーマは殺伐としたものはNGであり、制作者と実行委員会で話し合って題材を決めている。因みに故佐藤伝蔵名人が制作していた頃、その時々の自然災害など、何か禍があると、そうならないような祈りを込めたものをテーマとしていた。

 

〔囃子について〕

入会したものはみんな笛から指導し、メロディーを覚えた人から希望の楽器へ移行するため、全員が笛を吹くことができるというのが特徴である。また、サンロードといえば出発前の「集合・出陣太鼓」がある。これはサンロード青森囃子会のオリジナルである。スタート地点で「これから出発するぞ」という意味合いを込めて演奏され、大太鼓7台を使用した迫力ある最大の見せ場となっている。そしてサンロード青森は、プロの演奏家である鳴海昭仁さんが指導者として携わっており、サンロード青森のねぶた囃子を盛り上げている。

 

 

 〔その他〕

  サンロード青森では2016年、暫く業者が生産することがなくなっていたガガシコを製作復活し跳人に着用させ運行した。今年も継続して使用する。

 

文責:村上満里奈

 

  写真:2017年 サンロード 「源頼光・足柄山中に公時と出会う」 制作者:千葉作龍