パナソニックねぶた会

~新LED「プレミアX」導入で魅せるパナソニックブルー!ひときわ明るく盛り上げる!~

2019年の見どころ】

今年のねぶたの題材は「一角仙人と龍神」、制作者は北村蓮明氏だ。ねぶたのテーマは制作者に任せているが、最終的にはみんなで話し合いをして決定している。今回は北村蓮明氏が長年温めてきた、能がベースの題材であるため、渾身の一作となるだろう。企業のイメージカラー・パナソニックブルーをイメージし、ねぶたは毎年青色が特徴的な仕上がりになっている。制作者の北村蓮明氏の特徴ともいえるきめ細やかなねぶたがポイント。送りは話の舞台となった天竺(現在のインド付近)。また、今年は新LEDの「プレミアX」が登場。温白色を表現できるLEDで、200個程度をねぶたの複雑な模様の場所などに使用する予定。どのように光るのか見物である。前ねぶたも「プレミアX」のPRで、藤子・F・不二雄氏とのコラボレーション。こちらにも「プレミアX」を使用している。

 

【運行団体の歴史と制作】

昭和36年から運行しているが途中何度か休んでいる。ねぶたを運行した回数は46回であり、連続だと2019年で42年目である。昔から地域密着型の企業という理念から出陣している。制作者は北村蓮明。過去に千葉作龍氏。2010年に北村蓮明氏にお願いしていきなり商工会議所会頭賞受賞を果たした。LEDを最初に導入したのはパナソニックであり、2010年の北村蓮明氏の制作時に200300個ほど初めて使った。ねぶた本体には1,5001,700個ほど入る。今では14種類ほどあるLEDも当時は23種類しかなかった。当時のパナソニックの責任者に来てもらい、1年間だけはねぶた用の市販されていないLEDを一個一個手作りで制作していた。これらが元になって市販されるようになったものもある。2011年からはねぶた一台全部LEDを使用するようになり、2014年度からは前ねぶたなどにも使用するようになった。

 

【囃子について】

囃子方は「青森わの會」を主としている。名前の由来は津軽弁の「わ()」とつながりの意味を込めた「輪」をかけている。太鼓では最後に打つタイミングをずらすこと、笛では節々の後半を演歌のように伸ばすことが特徴。また、ねぶた囃子だけでなくおやま参詣や弘前ねぷたなどの囃子も練習している。ルールを守った中で自由に楽しみ、伝統継承や地域貢献をメインにしている。

 

【運行について】

運行規模は例年並みだが、様々な理由により全体的に人数は減少傾向にある。囃子は100人ほど参加している。曳き手は消防団第三分団にお願いしており40人程度、内15人が実際のねぶた付きである。半纏は毎年皆でそろえて出陣している。最初は青森ナショナル店会、1992年に青森ナショナルねぶた会、2004年にパナソニックねぶた会へと改名した。そして、前ねぶたの脇にはパナソニックねぶた会の名物でもある65インチテレビを積んでいる。こちらは蓄電池式でテレビのほかに照明、カメラなどすべての電源を賄っており、毎日12時間ほど太陽光で充電した後出陣している。沿道の様子を撮影したものをリアルタイムで映しており、非常に人気だ。ねぶたの化粧から機材搬入まで全部一緒にやっており店と社員の共同作業で運行している。 また、準備から運行まで全てにおいて「まずは皆で楽しむ」「無事故で安全に」を心掛けている。4年前からパナソニックブルーを模した青い鈴とねぶたの原画をセットにしたものを観客に配布しているが、怪我の危険性を考え手渡しで行っている。これまで2,000個だったものを今年は3,000個に増やして配る予定だ。跳人の鈴も手渡しがオーソドックスな時代になるようにと願いを込めて、先駆けた試みを行っている。

 

【跳人について】

老若男女問わず参加していることが大きな特徴。パナソニックの浴衣は存在するが、正装をしていれば誰でも参加することができる。パナソニックのねぶたを、あなたの力で盛り上げていただきたい。

 

文責:藤井雨音

写真:2018年 パナソニックねぶた会 「元禄水滸伝」 北村 蓮明

原画:2019年 パナソニックねぶた会 「一角仙人と龍神」 北村蓮明