パナソニックねぶた会

~パナソニック100周年!北村蓮明の技術が詰まったねぶた~

〔今年のねぶたの見どころ〕

  今年はパナソニックが100周年ということで入賞を目標にしている。ねぶたのテーマは制作者に任せているが、最終的にはみんなで話し合いをして決定しており、今年は下絵を元にストーリーを考え「元禄水滸伝」というオリジナルのものになっている。パナソニックのイメージカラーに沿って、ねぶたには毎年青色を用いている。製作者の北村蓮明氏の特徴ともいえるきめ細やかなねぶたがポイント。運行については、昨年跳人と囃子の一体化を目指した。今年は節目の年のため初心にかえり、オーソドックスな体形に戻して運行する。

 

〔運行団体の歴史と制作〕

 昭和36年から運行しているが途中何度か休んでいる。ねぶたを運行した回数は45回であり、連続だと2018年で41年目である。昔から地域密着型の企業という理念から出陣している。制作者は北村蓮明。過去に千葉作龍氏。2010年に北村蓮明氏にお願いしていきなり商工会議所会頭賞受賞を果たした。LEDを最初に導入したのはパナソニックであり、2010年の北村蓮明氏の制作時に200300個ほど初めて使った。ねぶた本体には15001700個ほど入る。今では13種類ほどあるLEDも当時は23種類しかなかった。当時のパナソニックの責任者に来てもらい、一年間だけはねぶた用の市販されていないLEDを一個一個手作りで制作していた。これらが元になって市販されるようになったものもある。2011年からはねぶた一台全部LEDを使用するようになり2014年度からは前ねぶた等にも使用するようになった。

 

〔囃子について〕

    囃子方は「青森わの會」を主としている。名前の由来は津軽弁の「わ()」とつながりの意味を込めた「輪」をかけている。太鼓では最後に打つタイミングをずらすこと、笛では節々の後半を演歌のように伸ばすことが特徴。また、ねぶた囃子だけでなくおやま参詣や弘前ねぷたなどの囃子も練習している。ルールを守った中で自由に楽しみ、伝統継承や地域貢献をメインにしている。

 

〔運行について〕

    千葉作龍氏の時は100人前後で前ねぶたの後にねぶた音頭のような踊りをしていた。しかし、他の団体に比べると跳人が少ないこともあり、跳人は跳人集団の跳龍會が中心となり一日400500人参加していた。また、毎年浴衣、半纏はそろえている。昔は問屋町で着替えて出陣していた。囃子は120人くらい参加している。曳き手は消防団第三分団にお願いしており2530人、内15人が実際のねぶた付きである。最初は青森ナショナル店会、1992年に青森ナショナルねぶた会、2004年にパナソニックねぶた会へと改名した。前ねぶたの脇に65インチテレビを積んでいる。沿道を撮影しその映像をテレビで映しており、非常に人気がある。動力源は蓄電池型の太陽光パネルである。ねぶたの化粧から機材搬入まで全部一緒にやっており店と社員の共同作業で運行している。

 

 〔跳人について〕

  子供たちも多く参加することが大きな特徴。正装をしていれば誰でも参加することができるためぜひ跳人として参加してほしい。

文責:橋本萌美

 写真:2017年 パナソニックねぶた会 「酋長コシャマインの反乱」 制作者:北村 蓮明