公益社団法人 青森青年会議所

~青森市の安寧と繁栄を願い舞う天照坐皇大御神と宗像三女神。 青森市民としてねぶたに関われる誇りを胸に、いざ出陣~

 〔今年の見どころ〕

 例年と異なり青森市の題材に拘った青森青年会議所は、青森市発祥の地と言われる善知鳥神社で大切な儀式のときに踊られる「善知鳥舞」と「安潟舞」を今年の題材に選んだ。この2つの舞はまちの安寧と繁栄を願い踊られるもので、まちづくり団体である青森青年会議所と共通の想いのため選ばれた。全国でも有名な青森ねぶた祭は、多くの青森市民によって作られているから、ねぶたを通じて市民の方々に誇りをもってもらいたい、という願いと永久の安寧と繁栄への想いを込めて今年、青森青年会議所は運行する。ねぶた本体は天照坐皇大御神と2つの舞を踊る3人、送りは宗像三女神と人が多い点が見所の1つである。さらに、今年も「跳トモプロジェクト」が行われ、ベビーカーで来ても未経験の人でも衣装がない人でも跳人として参加できるような取り組みが行われるため、そこも注目である。前夜祭では「善知鳥舞」と「安潟舞」の実際の映像を流す予定である。

(「善知鳥舞」動画:https://www.youtube.com/embed/6p74ExTDi60?rel=0

 

〔運行団体の歴史〕

  青森青年会議所は創立15周年の記念事業として昭和41年に運行を開始した。今年で51回目の出陣となる。青森青年会議所はまちづくり団体であり、地域に対しての運動ということに主に力を入れて活動している。そのため、青少年の健全な育成を目的として青森ねぶた祭に参加している。青森青年会議所の活動のなかで、ねぶた出陣事業は地域に対してまちづくり、ひとづくりの一番有効なツールであると考えられており、地域活動の一部となっている。過去には中高生の積極的な祭り参加を促すために、学校までバスをチャーターし、送迎を行っていたこともある。青森ねぶた祭で賞をもらうことよりも、ねぶた事業を通じて青森を愛し、市民として誇りを持つ人材を増やしていくことが明るい豊かな社会の実現に向けて大切な部分だと考えているため、本運行に加えて、記念事業として小、中学生に向けたねぶたの出前授業なども行っている。

 

〔運行について〕

  青森青年会議所では跳人として多くの人に参加してもらい、跳人やねぶた祭の楽しさを知ってもらうために、「跳トモプロジェクト」というものを行う。今年は、跳人の衣装無料貸出、跳ね方や着付けの講習などで跳人に興味がある方々を支援する予定である。また、一般の人の運行の手伝いを7月中旬まで募集している。関係者しかできないような曳き手や組み立てなどが主な内容である。囃子はJCはやし隊、曳き手は青森青年会議所のメンバーと高校生や大学生がほとんどである。今年92223日青森市で行われる「あおもり10市大祭典」に青森市代表で出陣する予定である。県内の祭りやねぶたを見たいという方は、是非足を運んでみてください!

 

〔制作について〕

  運行開始年である1966年は北村隆に制作を依頼した。翌年の1967年は運行せず、1968年から2年間石谷進が制作する。1970年も運行をせず、1971年は佐藤伝蔵が制作をし、この年には帯広の平和祭りにも参加した。1972年は一戸意生、1973年〜1986年千葉作龍が制作。1987年〜2012年内山龍星が制作し、2013年から現在まで立田龍宝が制作している。前ねぶたはサントリーのプレミアムモルツやBOSS、カルビーのじゃがりこである。青森青年会議所は後継者育成事業として若手ねぶた師の育成にも力を入れている。

 

JCはやし隊〕

 JCはやし隊は、「明るく、楽しく、元気よく」を理念としていて、賞を取ることよりも青森ねぶた祭で演奏できることの嬉しさや楽しさを表現できる演奏を目指している。観覧客の方々からも「JCは楽しそうに演奏している」と評価される程、楽しそうにパフォーマンスする所が特徴である。青森青年会議所を盛り上げ、なおかつ観覧客の方々の心を掴み、楽しい気持ちにさせる囃子団体、それがJCはやし隊である。

 

文責:武田実紅

 

写真:立田龍宝 2017年出陣ねぶた「忠魂勇往毛受勝照」

下絵:立田龍宝 2018年ねぶた下絵「永久の安寧 ~善知鳥・安潟~」