私たちのねぶた自主製作実行委員会

~運行、囃子、制作。すべてを1から実行します!昔ながらのねぶたがテーマ~

【今年のねぶたの見どころ】

  今年度は「平治の乱 平清盛と悪源太義平」という題材のねぶたである。「原点回帰」ということで「昔ながらのねぶた(武者と武者の一騎打ちの場面)」ということが今年のねぶたのテーマとなっている。ねぶたの全面は激しい戦いを表現しているため、赤などの刺激的な色であるのに対して、送りは綺麗でさっぱりとした色で「極楽浄土」をイメージしている。送りには協賛してくれた方々の名前が記されている。

 

【運行団体について】

   私たちのねぶた自主製作実行委員会は2017年時点で44回連続出場しているねぶたである。誰でも参加できるねぶたを目指して発足した私たちのねぶた自主製作実行委員会は、市民が出すねぶたとしては一番古い歴史を持っており、一度も休まずに運行してきた。ねぶた師はおらず、素人のスタッフたちによって製作される。時間や都合の合う人が作業を行い、非常に少ない人数で一台のねぶたを手掛けている。時には外国人観光客がねぶた小屋に訪れ、紙貼りの作業をするなどほかの団体ではなかなかできないことをスタッフが丁寧に教えてくれながら経験することができる。少ない人数かつ短い期間ですべてを完成させなければならないため、過去にはスタッフがねぶた小屋に寝泊まりしたこともあったそうだ。自分が好きなことだから追求できるし、まわりにもそのような人達がいるから頑張れるとスタッフたちは語る。非常に「家族感」が強い団体で、アットホームな雰囲気と運行をすべて自分たちで安全に支える団体の「チーム力」が特徴的であり、団体の強みである。チーム力を発揮し「安全第一」で今年も運行することが目標。

 

 【運行について】

   私たちのねぶた自主製作実行委員会では運行のすべてを自分たちが行う。ねぶたが好きな人たちが完全ボランティアという形で運行を支えている。勿論、引手のアルバイト等も雇っていない。そのため、通常ねぶた本体を曳くのに2030人の人出が必要だが、少ないときには10人程度でねぶた本体を動かしたこともあるそうだ。毎日参加する人数が決まっているわけではないため、一人一役ではなく、いくつか役職を掛け持って全員でチームとして運行を行っており、数少ないねぶた期間全日運行をしている団体の一つである。ねぶた師の先生が制作を手掛けるわけでも、囃子専属の会を立ち上げるわけでもなく、「下手でもいいから、自分たちで一から作って運行する」というところが、「私たちのねぶた自主製作実行委員会」の最大の魅力である。また、特徴としては企業の看板を、ねぶた本体には絶対につけないことである。ねぶた運行が終わったらみんなで手分けしてすぐに片付ける。

 

【囃子について】

  私たちのねぶたでは「囃子方」という考え方はしない。純粋にねぶたが好きなスタッフが集まって、1からすべてを自分たちで運営している。それが「私たちのねぶた自主製作実行委員会」という名前の由来でもある。とにかく「楽しく」ということが理念であり、祭りを盛り上げる。

 

 文責:斉藤勇耶

 

 写真:2017年 私たちのねぶた自主製作実行委員会 「天草四郎 昇天」 製作者 私たち一同