青森県板金工業組合

~ひと際目立つ美人ねぶた!LEDでより美しく!~

【2023年の見どころ】

青森県板金工業組合は、運行開始から56年目を迎えている。青森県板金工業組合の今年のねぶたの題材は「火雷天神 菅原道真」である。ねぶたは怨霊伝説の契機となった「清涼殿落雷事件」、道真公が火雷天神と化した姿を表現している。

 

【運行について】

注目すべきは、跳人の数だ。多い時は300~400人ほどいるそうで、制限のないねぶた祭が出来ることから、板金に数多くの跳人が参加することが期待されている。例年、最終日の七日日の昼も多くの人が跳ねていて、跳人大集合が見られるだろう。また、海上運行を目標としている板金では、花笠の着用を必須とし、統一感を出すことで上位入賞を狙っている。曳手は板金の青年部が担当している。お囃子は、一心會と言って、初代会長の上野山さんが「みんなが一つになり、囃子の演奏をする。ひとつの心になり仲良くやる」という意味を込めて命名した。みちのく北方漁船博物館駐車場の一角で練習を行っている。また祭の当日は毎年、跳人として全国からバイク・ライダーが集合する。ねぶたの時期になるとフェリー埠頭近くのキャンプ場にテントを張って宿泊し、連日参加する。

 【制作について】

ねぶた師は北村春一氏である。今年は「女性のねぶた」ではなく、迫力のあるねぶたとなっている。前ねぶたは今まで通りで、スポンサーは日鉄鋼板(株)、日鉄鋼板(株)、(株)シグマット、NS建材薄板(株)、(株)角弘、(株)吉田産業、JFE鋼板(株)、JFE商事鉄鋼建材(株)である。

 

                                                                    文責:尾藤実裕

写真:2023年 青森県板金工業組合 『火雷天神(からいてんじん) 菅原道真』 制作者:北村春一